スケボーのデッキ選びはとても重要です。
理由は簡単で直接デッキの上に足を乗せるため乗り心地を左右するパーツだから。デッキ(板)の形状やサイズが合わないと調子は下がるし結果スケボーを楽しめないことにつながります。
この記事を読もうと思う人、この記事へたどり着いた人は『デッキにはどんなブランドがあるのか?』、『デッキブランドの形状の違い』、『これからスケートボードを始める初心者の方』の場合は、デッキを選ぶ時の参考になると幸いです。
この記事では、スケボーデッキの選び方、サイズ、ブランド、種類について詳しく紹介していきますので、自分史上最高のデッキを見つけてください。
デッキの基本知識を身につける
YouTubeでデッキのセットアップ動画を見ると「オススメのデッキはなんですか?」なんてコメントは、まず間違いなく見かけると思います。
その次に多いなと思うのが、「スケボーを始めようと思うんですが○○○○○」っていうコメントです。
上手だなと思う人が使っているおすすめのデッキを知りたいのですよね。
少しここで気をつけないといけないポイントがあります。デッキの基本知識なくただおすすめのデッキやデッキブランドを聞いても『あなたにそのデッキが合うとは限らない』ということです。
答えを言うと、その人は何年も様々なデッキブランドを使ったり、デッキサイズを試したり、デッキの形状を試したりして自分に合うデッキを見つけたからです。
なのでデッキを購入する際に、デッキの基本知識をもとに選べるようにデッキの選び方でまず重要なことはデッキの基本的な知識を知ることです。
では、続いて自分にあったデッキを選べるようになるためにデッキの基本知識をみていきましょう。
デッキのサイズ
スケボーのパーツ、デッキ(板)は主に幅のサイズによって分けられて言われます。では、スケートボードの板のサイズ(幅)はインチ表記です。
1インチ(inch) = 2.54cmです。
デッキの幅サイズの種類は一般的には7.5インチ〜8.25インチがあります。※7.5インチより細いキッズ用サイズなどもあります。
大人がデッキをサイズで選ぶときは7.5〜8.25中から選ぶことになります。幅サイズでデッキを選ぶポイントは、7.5インチ~7.625インチはデッキの幅が細く、デッキの重量が軽いので、デッキを回転させる技(キックフリップ)がやりやすいと言われています。細いデッキは太い板比べると安定感に劣ります。8インチや8.25インチの幅の太いデッキは重量が重いです。幅が太い(広い)のでデッキの上での安定感や着地の安定感があり、滑りを重視した乗り方に適していると言われています。
デッキサイズを選ぶポイントは上記のこと以外に身長や足のサイズによっても変わってきます。
デッキと身長のサイズ一覧
身長 | デッキの長さ | デッキ幅 |
---|---|---|
160cm以下 | 29.1インチ(74cm)以下 | 7.5インチ |
170cm以下 | 30.7インチ(78cm)以下 | 7.75インチ |
180cm以下 | 32.2インチ(82cm)以下 | 8インチ |
180cm以上 | 32.2インチ(82cm)以上 | 8インチ |
初めてのデッキのサイズを決める場合は、スタンダードで幅広く使える7.625インチ〜8.0インチを選べば良いと思います。
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デッキのサイズについての基本知識完全ガイドではより詳しく解説しています。
キックとは

キックとは、デッキ(板)のノーズ(前)とテール(後)の両サイドにある反りの部分です。このキックには反りが強いものと反りが弱いものがあり、デッキのブランドによってキックの強弱や特徴が変わってきます。
キックの強いデッキ
キックの強いデッキは、地面とキックの先端部分との距離が遠くなるので、デッキを弾いたときにキックが弱いものよりオーリーで高さが出やすいです。
ただし、物理的に地面とデッキの先端に距離があるので、デッキを弾く力がまだ弱い初心者の人はちゃんと弾くことが難しいかもしれません。
キックの弱いデッキ
逆にキックが弱いデッキは、地面とデッキの先端の距離が近いので、デッキを弾く力が弱いくても板を弾きやすいです。
キックは何を選べば良いのかを初心者向けにまとめると、キックが弱いデッキを選ぶと良いでしょう。
コンケーブとは

コンケーブとはデッキの横幅の湾曲している部分のことをいいます。コンケーブはキツイものと緩いものがあります。デッキのブランドによってコンケーブも強弱や特徴が変わってきます。
コンケーブのキツいデッキ
デッキに乗っている時、足裏にデッキが食いついてくるので安定感と操作性が高く感じれれます。
フリップなどの足を抜く技がコンケーブがキツイと足を抜きにくくやりにくいといわれています。
コンケーブの緩いデッキ
コンケーブが緩いデッキの場合はデッキの食いつきが劣るので安定感と操作性が下がりますが、足を抜く技は足を抜き易いといわれています。
コンケーブの特徴をまとめると、極端にコンケーブのキツイものや緩いものではなく平均的なデッキを選ぶのが良いかと思います。
スケボーに慣れてきたら自分に合った操作性や安定感を感じれるものや、技の調子が良いデッキなど自分好みのデッキを見つけていくのも楽しみの一つになってきます。
デッキをサイズや形状で選ぶポイント
ここまでで、デッキを選ぶ時に必要となる基本知識、デッキのサイズ、デッキの形状について解説しました。
一旦ここまでで、スケボーのデッキをサイズや形状で選ぶ時のポイントをまとめます。
- デッキのサイズは自分の身長に合ったサイズを選ぼう。一般的な日本人の体格なら7.625インチ〜8.0インチを選んでOK
- デッキの形状は初心者の場合はキックが弱めでコンケーブがやや強めのデッキを選ぼう
続いては、デッキの機能面での選び方がわかったと思うのでその知識をもとにデッキのデザインやブランドを詳しく見ていきましょう。
スケボー デッキブランドとデッキデザイン
ここからはデッキブランドの紹介とデッキデザインの紹介をします。と言うことでイケているデッキブランドのイケてるデッキデザインを早速みていきましょう。
Alien Workshop|エイリアンワークショップ

エイリアンワークショップ (Alien Workshop) は、1990年にオハイオ州デイトナで、クリス・カーターとマイク・ヒルによって設立されたスケートボード・メーカー。
Almost|オルモスト

スケボーの神様ロドニー・ミューレンや人間離れしたトリックマスター、クリスハ・スラム等人気ライダーが所属するALMOST。
Anti Hero|アンタイヒーロー

93年にコアなイメージをコンセプトに勃発したアンタイ・ヒーロー。ハードコアスケーターから絶大な人気を得ている。 やや細身で、強いコンケーブは、ストリートからランプまで幅広く活躍できそう。
Baker|ベイカー

1999年にBirdhouseのプロだったアンドリュー・レイノルズが、Stereo、Zeroなどのスケートカンパニーと協力して作ったスケートカンパニーです。Bakerの意味は”gets baked(マリファナを吸って毎日ハイになってスケートする)”から付けられたようです。BAKERは独自のBakerboys Distributionという配給会社を作り、同系列のDeathwish、SHAKE JUNT、HEROINなど、多くの人気ブランドを世に送り出しています。
chocolate|チョコレート

GIRLの姉妹ブランドでありながら、GIRLとは一味違ったブランディングを展開している。
発足当時からオリジナリティ溢れる個性的なライダーがチームメンバーに所属している。
Element|エレメント

ELEMENTは、アクティブで開放的なスケートボードをルーツに持ったスケートボードライフスタイルブランド。エレメントでは、メンズ、レディースアパレル、スケートボード、シューズ、エメラルドコレクションなど、自然に優しいアイテムを提供しています。
Flip|フリップ

90年代にUKで誕生し、いまやスケートインダストリーを代表するスケートカンパニーへと成長を遂げたFLIP SKATEBOARDS
少しキックの先がとがったような独自のシェイプを採用しているメーカーです。所属ライダーには2015 Street League Skateboarding (SLS) Nike SB World Tour(ストリートリーグロサンゼルス)で、優勝したルアン・オリベイラ(Luan Oliveira)などが所属。
Plan B|プランビー

90年代のストリートスケートシーンを引率した伝説のスケートカンパニー、PLAN B。創設者の一人だった故マイク・タナスキーの死により’98年に活動休止を余儀なくされるも、2005年にオリジナルメンバーのダニー・ウェイとコリン・マッケイにより、新たなトップスケーターで構成されたチームとともに見事復活。
Real|リアル

1989年にサンフランシスコにてトミー ゲレロとジム シーボーとDELUXE (REAL,ANTIHERO,KROOKED,THUNDER TRUCK,SPITFIRE WHEELSの親会社) によって設立。”REAL” (本物の) スケートボードの会社を創るというコンセプトがそのままブランド名になっています。ライダーにはNY・SFを代表する元祖オーリーマスターでアパレルブランドHUFのオーナーでもあるキース ハフナゲル、スピーディーかつ豪快な滑りで人気のデニス ブゼニッツなど生粋のストリートスケーターから、バーチカルをまるでストリートのように滑るマックス シャフ、ビッグセクション(レール、ステア、カーブ等)をイケイケで攻めまくるピーター ラモンデッタ、アイショッド ウェイヤー、ジェイムス ハーディーetcが在籍。
Zoo York|ズーヨーク

93年にニューヨークのトップスケーターたちによって設立されたブランド。クールなデザインで人気を博し、今やイーストコーストといえばズーヨークと呼ばれるほどの人気。ライダーにはハロルド・ハンターやアンソニーコレアなどの個性派が揃う。
まとめ
スケボーのデッキについてサイズ、形状、ブランド、デザインについて説明してきましたがいかがでしたでしょうか?
スケボーのデッキについての記事をまとめると、
- 自分に合った・自分に合いそうな形状やサイズのデッキを決める・選ぶ
- デッキのデザインやデッキブランドの中からカッコいいと思うものを選ぶ
自分に合うであろうサイズと形状を決めてしまえば、選択の際の判断基準ができるので迷わずデッキのデザインやデッキのブランドを選べるようになります。
さらに重要なのが使ってみて合わなければ、どこが合わなかったのか?を考えて次のデッキの購入の時により合うものを選べばいいのです。そこが楽しみの一つだたりします。そうしていくうちに自分のスタイルも出来てくるのではないでしょうか。
最後にプラスの要素として出来るだけデッキは最新のものを選ぶことをオススメします。
理由は、進化です。
デッキブランドも日々進化しています。最新のデッキにはデッキブランドの培ってきた知識や経験が活かされて最新の技術がデッキに詰め込まれているからです。
それでは、日々の練習を繰り返して、基本知識をもとに考えて、あなたにとって自分史上最高のデッキを見つけてみてください。