
そんな疑問に、低学歴でプログラミング経験者でもなかった30代の僕がフリーランスエンジニアとして働くまでの実例を交えて話してみたいと思う。
よくある結論から言うブログ記事ではないので、答えだけ知りたい人は面白くないと思います。
若干ストーリー仕立てな記事で、文書多めなので興味ある人は是非最後まで読み進めてみてください。
【エンジニアになるには】30歳未経験なのに IT エンジニアになった事例を紹介
僕は約10年前、月商1000万程の通販サイトを運営する会社に入社した。
当時はスタッフ一人ひとりが、HTMLで商品ページを作ったり撮影をしたり、電話対応したり出荷業務をしたりマルチにこなせる業務レベルだったのが、右肩あがりで成長する環境の中で効率化が求められて、システムを導入したことから当時30歳だった僕のエンジニアというキャリアが始まる。
企業のシステムとエンジニアが絶対的存在で嫌だった経験

既存システムに使われていた(リレーショナルデータベースを簡単に作れるようにするソフトウェア)の参考書
中小企業が莫大な資金があるわけでもなく、当時のスタッフの中でシステムに詳しい人が通販業務を効率化する目的でシステムを作った。(今思うとシステムと呼んでいいのかは置いておいて)
既存システムができた時は業務が効率化されて処理する件数も増えて、少ない人数で売上もさらに伸びていったかのように思えた。
想定外のことが起きたりしてエラーなどがおき、それを対応してはまた違うエラーがおきてという状況で、システム管理は属人的でひとりしか対応できず。
システムを使う現場では「こうなるともっと便利なのに…」という思いはあるが、現状や要件定義ができるわけでもなくマンパワーで対応が全てできるわけでもなく逆にシステムに苦しめられるような状態だった。
結局システム管理者も人間なので、その人のご機嫌をとりながらシステムエラー対応の優先度をあげてもらうようなこともあったり… 某有名企業からエンジニアを採用したりしたが、既存システム担当者とうまくいくわけもなくエンジニアは転職。ここでは書けないが(笑)
そんなこんなで、わりとストレス満開で毎週末飲みに行っていた。そのおかげで立ち飲み屋大好きになった。
ドMなのか楽天家なのか適当なのか、自分でも触れるようになれば嫌じゃなくなると思い。
既存システム管理者に「僕にもやらせてほしいと」言って、その時使われていた既存システム(リレーショナルデータベースを簡単に作れるようにするソフトウェア)の参考書を買って勉強して自分が関わる部署で使うような簡単なことは自分でやれるようになった。
だけど…。
良くも悪くもエンジニアやプログラマーでなくても、簡単にRDB(リレーショナルデータベース)をつくれるのがいいのだが、エラーログがなかったり、その当時で既に月商は2億を超える売上規模にもなっており、既存システムでは耐えきれない状態だった。(逆にその規模でも動いていたのがすごい)
もっというとこの既存システムが飛ぶとどうなるかと考えただけど恐ろしい状態なのは簡単に想像できる。
そんな環境だったので、外部からシステムエンジニア(CTO)を入れて新しいシステムを開発するプロジェクトが立ち上がった。
重要なのはスキルだけじゃないプログラミングが楽しめて使う人の生産性があがるか!

楽しんでプログラミングを学ぶ
そんな社運をかけた一大プロジェクトメンバーに運良く抜擢(既存システムを触った経験もあるのでリプレイスするために既存システムをある程度分かっている人がいるのと、何より僕が扱いやすかったのだろうと思う)されて、スキルもない学歴もない英語がバリバリできるわけでもない僕の自称エンジニアの道がスタートする。
今まで積み重なった「こうすればもっと良くなるのに!」という思いだけは、むっちゃあるけど技術がない状態で、それがモチベーションにもなってたのかもしれない。
小さな成功体験が積み重なる感じ(初めて書いたコードで動いたプログラムの感動は今でも覚えている)
今思うとスキルもない僕に、「データベース作ってみるか?」みたいな軽い感じで、よくそんな大事なプロジェクトを任せてくれたと感謝しかない。
今でも覚えているが、わけも分からず phpMyAdmin をインストールしたり、データベースの設計・構築など様々なことをとりあえずやった。
MySQL 基礎とコツまでが分かるおすすめの学習本の記事もよく読まれています。
環境と時間がキャリアを変える経験になる

ベトナムでエンジニアと開発会議をしているところ
スキルもない経験もないその当時の僕は、プライベートの時間も独学で本を読んだり、自前の MacBook Air に仮想開発環境を構築したりして時間を費やして、毎日コードを書くことをひたすらやって、それで得たものを実務で活かす。
でも、失敗する。(笑)
時には100万件あるデータを吹っ飛ばっしてチビったりしながらやっていると、コードを書くだけでなく実務でのスキルも身についていき、なんとなく PM ぽい仕事をこなすようになった。
僕が感じたのは、プログラミングの経験がなくても英語が苦手でも
- プログラミングの本を読むその倍はコードを書く
- それを仕事(職場)で試してシステムを使う人のレビューを聞く
- どうやっても分からない時は身近に聞けるエンジニア(師匠)がいた
一日寝る以外の時間をずっとプログラミングをやってて、楽しくて仕方ないという状態を毎日ずっと繰り返した。
嬉しすぎて職場の同僚に自宅で作ったプログラムを見せたりしてたのも懐かしい。(笑)
で、そんなこんなを4〜5年続けて、その職場を去って現在はフリーランスエンジニアをやりながら企業のシステム責任者(顧問)やベトナムにラボを持っている。
ひとまずの目標は、好きなスケートボードの web サービスから発展したサービスを2019年リリースする。
この様な環境は中々巡り会えるものでもないと思うし、ましてや独学で本読んで未経験からエンジニアを目指すのは正直ハードだと思う。
それはやはり『どうやっても分からない時は身近に聞けるエンジニア』がいるのと、いないというところだと経験上感じている。
しかし今は、自宅にいながら空いた時間をつかってプログラミングスクールなど受けれるし正直安いと思う学習費用で将来を変えれる可能性があるのだから。
例えば、今 YouTube で話題のマコなり社長が経営する「人生を変えるプログラミングスクール TECH CAMP」では最高品質のプログラミング学習でゼロからサービスをリリースできるレベルまで到達をモットーに最速でエンジニアへなれるコースもある。
他には、自宅にいながら1時間でプログラミング基礎を習得できる「オンラインブートキャンプ TechAcademy」は転職が決まらなければ授業料を全額返金する保証まであるくらいだ。
答え:どうやっても分からない時に身近に聞けるエンジニアがいない場合におすすすめのプログラミングスクール
【まとめ】エンジニアになるには?システムが嫌で未経験なのに IT エンジニアになった理由
最後に【エンジニアになるには】システムが嫌で未経験なのに IT エンジニアになった理由の記事をまとめると
- 元々の苦痛な環境があったからこそシステムを使う側の視点もわかるようになれた
- エンジニアになるには経験は環境と時間をかけて得ればいい大事なのは楽しいと感じれるか
という感じ。年齢は関係ないとはいえないが30代からでも未経験でもエンジニアへチャレンジして仕事にすることは可能だ。僕は、システムは使う人も触れるのが1番の理想だと思う。なので、そんな経験をいかしてエンジニアがいない中小企業向けにスタッフが楽しんでプログラミングができる環境構築などもしている。